(仮訳)テングタケ属Vittadiniae亜節の研究 (1):コロンビアのサバンナに産した1新種
Tulloss, RE. & Franco-Molano, AE., 2008. Studies in Amanita subsection Vittadiniae I – a new species from Colombian savanna. Mycotaxon. Available at: https://www.researchgate.net/profile/Rodham_Tulloss/publication/266235175_Studies_in_Amanita_subsection_Vittadiniae_I-_a_new_species_from_Colombian_savanna/links/56736fcc08aedbbb3f9f9982.pdf [Accessed November 23, 2016].
【R3-03504】2016/11/24投稿

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3行まとめ

コロンビア、メタ県のサバンナに発生した菌を検討し、Amanita savannaeとして新種記載した。
本種は傘が白色~帯灰褐色で襞が白色、柄の基部が塊茎状で、さらにその基部が尖り、白色膜質のつばを有することなどで特徴づけられ、チロシナーゼ反応陽性であった。
本種はLepidellaVittadiniae亜節に含まれ、同亜節において担子器にデキストリノイドの小粒を有する初の例として報告された。
Colombia, El Meta-Mpio., Puerto Gaitan – Puente Arimena, sobre la carretera a Carimagua

(新種)

Amanita savannae Tulloss & Franco-Mol.
語源…サバンナの
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Amanita codinae
同じVittadinii族に含まれる
本種と異なりコロンビアではなく地中海地域などに分布する
本種より傘の直径が大きい
本種より柄が長い
本種と異なり柄が類円筒形または下方に向かって細まるのではなくほぼ円筒形
本種と異なり柄の基部に類蕪形の塊茎を有するのではなく塊茎を欠く
本種と異なり柄の基部が尖らない
本種より担子胞子のサイズがずっと大きい
本種より担子胞子のQ値が大きい
Amanita grallipes
同じVittadinii族に含まれる
本種と異なりコロンビアではなくブラジルなどに分布する
本種より傘の直径が大きい
本種と異なり襞が白色ではなく成熟すると黄金色
本種より柄が長い
本種と異なり柄が類円筒形または下方に向かって細まるのではなく下方に向かって細まる
本種と異なり柄の基部に類蕪形の塊茎を有するのではなく塊茎を欠く
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種より担子胞子のQ値が大きい
Amanita pleropus
同じVittadiniae亜節に含まれる
本種と異なりコロンビアではなく南アフリカなどに分布する
本種と異なり傘表面の外被膜の名残が時に密生し、直立し、毛のような刺状あるいはピラミッドのような疣状をなす
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種より担子胞子のQ値が大きい
本種と異なり外被膜の要素が背斜状に配向する